市議会だより

平成28年

議員の数は多すぎるか

1年半後に次の市議会議員選挙を控え、この時期話題になってくるのが議員定数の話。定数削減は財政的な理由から市民にウケがいいため、削減を主張する議員は多いですが、私は現状維持の21人とする考えを主張します。

市民の意見に耳を傾けてみると、「議員らしい活動をなにもしていないように見える議員が目立つ。そんな議員のために税金を使うのは無駄だ。議員の数はもっと減らしていいのではないか」というのです。議会で質問もしない、インターネットや紙面、辻説法で自身の考えや活動を伝えることもしないとなれば、市民のみなさんの目にはなにもしていないように映るでしょう。確かにこの意見には納得させられます。

ですが、議員の数を減らして本当に問題ないのでしょうか。

全国に目を向けてみました。あきる野市は73 平方キロの面積に8万2千人が住んでおり、議員定数は21人です。全国には8万人台の人口をもっ行政市は46市あり、議員数があきる野を下回る20人以下の市は10市あります。ただし、飯能市(19人)、袋井市(20人)、名張市(20人)を除けば面積が非常に小さいところが多い。平均では66平方キロに22.5人の議員となります。

また、全国で議員を21人置く行政市は32市ありますが、人口・面積ともにあきる野市を上回るのは白山市のみ。平均では人口7万9千人で面積184平方キロとなります。

データを見る限り、あきる野市の議員数は多いどころか少ない方のトップグループに入っています。

市民の多様な意見を市政に反映させるには人口、面積に対して適正な議員の数があり、あきる野市の定数21は決して多すぎる数とは思いません。

仮に議員をO人にし議会事務局もなくしたとしても、削減される経費は約2億7千万円で一般会計予算のわずか0.7%程度。民生費の約2%に相当する金額です。

一方、これ以上議員数を減らした場合、国政で活動している政党傘下の議員は当選する可能性は高くなりますが、政党に属さない候補者は当選しにくくなります。これでは行政に市民の多様な意見が届けにくくなるというデメリットがあると思います。

結論として、議員は自分が日ごろどのような活動をしているか市民に伝え、議員の仕事を知ってもらうことが重要です。議員定数については、あきる野市の民主主義を守るために現状維持の21人とする考えを訴えていきます。

あきる野市の借金(市債)について

昨年の市長選挙以降、市民の聞に、あきる野市の将来は多額の借金のために暗いというイメージができてしまいました。

本当にそうなのでしょうか。12月議会で私の質問に対し、行政の答えはこうでした。下水道設置やゴミ焼却施設新築等の特別な項目を除くと、市債は93億円とのこと。それも、国の厳しい審査に合格し、国から借金したものです。問題ないのです。

もうひとつ、財政の健全性を表す指標に将来負担比率というものがあります。あきる野市は下水道を設置している最中なので東京26市中26位ですが、これも全国に目を向ければ全国1800自治体中約600番目です。

ただ、将来に不安はなくても、無駄遣いを許してはいけません。行政の無駄遣いは厳しく監視します。

ふるさと納税で成果

一昨年の3月議会で私が提案した、ハセツネカップ( 日本山岳耐久レース)にふるさと納税特別エントリー枠を設けてレースの参加を募るシステムを、本市で実施してくれました。これは全国で初めての試みでした。結果、昨年4月に行ったハセツネ30キロと10月の本番レースで1400万円のふるさと納税を集める事ができました。この手法は今年も継続されます。

ちなみに本市から他自治体ヘ、ふるさと納税として1000万円ほど出ているとのことでした。

なお、ふるさと納税参加枠は今年から他のマラソン大会等でも採用が始まっていますが、間違いなく本市が全国に先駆けて始めたものです。

平成27年あきる野市の6大ニュース

(1)澤井新市長の誕生
臼井市長の退任を受けて、あきる野市に澤井新市長が誕生しました。新市長はこれまで同じ会派に所属する議員でした。選挙も応援しました。

副市長も市の企画政策部長として活躍していた時から政策提言を聞いてもらったりして、良い関係を築けています。この関係を大切に、あきる野市がさらに良くなるよう活動しています。

(2)あきる野市市制施行20周年
五日市町と秋川市が合併して20年が経ちました。これを記念して各種記念行事が行われました。式典、地芝居サミット、ウオークラリー、何でも鑑定団、小和田花火大会、記念映画「あきる野物語」などです。

私は五日市側で記念行事がないことを知り、小和田花火大会の実行委員会と協働で市の行事にしてもらいました。

将来、あきる野市も他自治体と西多摩行政圏のような広域連携を作る必要を感じています。その時のためにも、あきる野は文化歴史のある良い地域にしておきたいと思います。

(3)市営住宅(草花公園住宅)オープン
市内に点在していた市営住宅を取り壊し、1カ所に集約した草花公園住宅がオープン。百世帯以上が入居しました。素晴らしい住宅ですが、少し華美な感じがします。なぜこのような施設になったか議員間で勉強会を開きました。なお、住宅跡地は販売処分します。

(4)子ども・子育て支援新制度スタート
本市の子育て環境を支援する制度がスタートしました。

現在あきる野市でも出生率が低下しており、0歳から4歳の人口が極端に少なくなっています。これを回復させるのが狙いです。新市長も今年の重点政策にあげており、私も常任委員会の福祉文教委員長仰せつかっていることもあるので、頑張ります。

(5)あきる野市土地開発公社の解散
旧秋川市で持っていた土地開発公社はいくもの成果を収めたもののバブル崩壊後は多額の負債を抱えていました。東京都と相談しながら公社精算を実行してきました。市は約8億円の債権放棄をして、本格的に本年で精算することが出来ました。

今後このような事が起きないよう克明に何が起きたかを記録し、二度と同じ過ちを繰り返さないようにすべきだと思います。

(6)武蔵引田駅周辺地区区画整理 事業
先の市長選挙でも争点になりましたが、引田駅北口の開発は澤井市長のもと推進していくことになりました。今後は安全安心な町を、民間企業の知恵も借りて整備していきます。

市長選の対立候補は77億円あるいは100億円も費用がかかるから一旦中止をと主張しましたが、果たして本当なのでしょうか。

正確なことを調べました。その結果、あきる野市がこの整備計画で国から借りる金額は25億円でした。10年間で返済する計画なので、1年間で2億5千万円の返済です。これは本市の一般会計予算の0.76%。引田地区が開発整備されるなら市民も負担すべきです。この計画に反対する地域住民もいるでしょうが、対象地区に住まない市民も1人あたり3万円を負担することをご理解下さい。

平成27年

防犯カメラ

大きな進展がありました。市が東京都の制度を利用して防犯カメラを設置してくれることになりました。今後 5 年聞かけて小学校の通学路に 50 台を設置予定です。通学路は市内のほぼ全域を網羅しているので、上手に設置すると防犯効果が上がるはずです。

防犯カメラは無い方がいい。そのような安心なまちにするのが最終目標です。しかし、すぐにはそうなりません 。現在、犯罪検挙に成果を上げているのは DNA 鑑定と防犯カメラの映像なのです。

私には市内に約 16 台のカメラがあれば市内に入ってくる人をほとんど記録できるという持論があります。一昨年の 12 月議会で一般質問もしました。市からは約 30 台は必要であるとの回答を得ました。

今回の導入台数は 50 台です。それもブライバシー映像除去機能が付いた高性能のカメラなのでプライバシーの問題もクリアできます。

働く世代が安心できる街づくり構想が一歩前進しそうです。

すごいぞ!あきる野 瀬音の湯

瀬音の湯の人気がすごいことになっています。特に、紅葉が盛りだった休日の11月23日。一般質問の参考にしようと瀬音の湯に向かいましたが、温泉客が大渋滞していてたどり着けず、落合の辺りで諦めて帰ってきてしまったほどです。

瀬音の湯は7年前の平成19年にオープンしました。それ以来、予想利用者数の19万人を大きく上回り、平均24万5千人、昨年は25万5千人で、今年の予想はさらに上回りそうです。

宿泊者は市外の人が多いようで、年間7000人が利用しており、宿泊施設の利用率は驚異の94%台を記録しています。通常は旅館で35%、リゾートホテルでも48%ほどということですから、マスコミが取材に来るくらいすごい数字です。

泉質も間違いなく大多摩8 湯の中で最高です。PH10.1 という強アルカリ泉水は近隣にない数字です。

経常利益も800万円~1100万円のプラスで推移しています。市民の中にはオープン当時「瀬音の湯は行政のお荷物だ」などと反対キャンペーンを張った人たちの影響で、今でも良いイメージを持っていない人がいるようです。

それに対して私は「それは違う」というキャンペーンを張りたいと思います。12月議会でもそのように主張しました。そんなに儲かっているなら売ってしまえばいいという人もいますが、儲かっているノウハウごと売りに出す時期ではありません。

私だったらどうするか。まず市外の利用者の入湯料を400円値上げして1200円にします。他の入浴施設と比較して1200円は高い金額ではありません。市民には平日500円のままでいいと思います

こうして2年かけてl億円を生み出します。これを利用して五日市駅前にもうl本温泉を掘ります。この周辺からは温泉が出ることはわかっていますから。

新たな温泉を核にして駅周辺を再開発し、瀬音の湯はさらなる高級温泉化を図るのです。

皆さん!この案は面白いと思いませんか。

市民が同じ半纏を着て

こんな半纏(はんてん)をつくりました。祭り半纏です。

ふつう、半纏の背中には所属する会社や自治会、所属するグループの印が染め抜かれています。スポーツで使用するユニホームと同じで、チームが同じものを着ることで心をひとつにし、強い力を発揮する効果があると私は考えます。

半纏

写真の半纏には、あきる野市の市章風の印をデザインしました。着色までした印は、市章の個人使用を認めないルールがあって使えないので色を抜き、デザインを少々変えた市章風の印です。

ところで、五日市町と秋川市が合併し、あきる野市になって今年で20 周年です。旧自治体にあった自治会、農協、商工会、消防団はすでに組織が一本化されましたが、警察、安全協会、防犯協会、観光協会などは20年経った今でも五日市と秋川のそれぞれに組織があります。これでは持てる力も半減します。

進めるべきです。間がかかるかもしれませんが市の機能をひとつにまとめ、あきる野市の行政を前に進めるべきです。

市内に組織が2 つあると同じ半纏は着られません。市民の皆さん全員が市章の印が入った半纏を着て、市政に協力する姿を早く見たいものです。

秋川 今と昔の写真展

写真展

「秋川渓谷、今と昔の写真展」を五日市活性化委員会主催、あきる野市および秋川漁協の後援で開催しました。

10月6日から11月7日の問、五日市出張所、市役所本庁舎、五日市ファインプラザで巡回開催し、大変好評だったので、今年2月に瀬音の湯でも開催予定です。

この写真展は昔(主に大正・昭和期)の写真をもとに秋川のどの場所かを特定し、そこが現在どうなっているか見比べて、将来の秋川、理想の川の姿を考えてもらうのを目的にしていました。

現場写真を撮影に行き、昔の写真を見ながら同じ場所を見つけると感激したり、その変化に驚かされたりしました。

やはり、よく言われているように砂利の堆積は間違いなく、沢戸橋下の写真ではそのことが特にはっきりわかりました。また、玉砂利がなくなり、小砂利の堆積が目立ちました。

10月23日には市役所本庁舎で、東京都西多摩建設事務所の河川整備担当課長にも来場していただき、写真を確認してもらいました。この時には臼井市長、市倉議員、中嶋議員にも同席してもらい秋川の整備を訴えました。

現在、東京都の河川整備は浸水の影響が大きい区部を中心に予算が使われています。予算を秋川に引っ張ってくることは容易ではありませんが、この写真展のような催しも行いながら、皆さんの希望に応えていきたいと思います。


後記

多数のみなさんがご覧になられたようですが、不肖私がTV番組に出演しました。番組は市制施行20周年記念『何でも鑑定団』の出張鑑定です。

市民を対象に鑑定品の応募が始まりました。期間は80日です。ところが応募期間が半分過ぎても約30品しか集まりません。100点以上集まらないと収録に来てくれないという話があり、他議員にも呼びかけて自分たちも出そうという事になりました。

私は家にあるガラクタを見つけ出し11点応募しました。このとき自分なりに分析したのは、過去の番組でどんな人がどんな品物で出演しているかです。結論として90分特番に出演するのは本当に高価なお宝、スタジオ出演するのは貴重な体験ストーリーを有するお宝、出張鑑定はお宝と言うよりステージの上で何ができるか、あるいは見せられるかがポイントである事を発見しました。そこで私は鑑定依頼の文章を出す時に、出演したらステージ上で地元伝統のサクリ漁で鮎をとるところを再現できること、東京で養蜂をしている体験談を披露できることを書き加えました。

鑑定依頼は最後の10日間に集中して応募があり、合計約270点になったそうです。

私はどうせ出演するなら、秋川の自慢ができる鮎の置物とサクリ漁の実演を選びました。本当は麒麟絵皿のコレクションや北島康介選手の水着、恐竜のタマゴ化石も鑑定して欲しかったですが……

さて、当日の出演時間は20分ほど。秋川が透明度の高い素晴らしい川であると必死に訴えたつもりでしたが、放映された3分間の内容はずいぶん違った物になっていました(笑)。

いずれにせよ、今回鑑定団に出演できたのは、相手が何を求めているかのマーケティングが成功したためだと思います。この分野は私が以前していた仕事の延長で得意な分野です。マーケティングは市民が何を求めているかを考える政治的判断にも使えます。今後も市民のみなさまのお役に立てるよう活動していきたいと思います。

録画終了後にディレクターさんから伺ったのですが、鑑定依頼品から地域の文化歴史がわかるそうで、あきる野は素晴らしい地域だとおっしゃっっていたことを付け加えておきます。


平成25年

市議会だより

昨年6月23日に行われたあきる野市議選を経て、7月より市議会議員として活動しております。

選挙後はお礼あいさつ文は公職選挙法違反となりますので、ご報告のみとさせていただきます。

議会では最大会派の志清会に所属し、「あきる野行政に新風を吹き込め」という皆様の気持ちを市議会に届けます。

昨年の活動報告、議員として取り組んでいきたいことについて率直な思いを綴りました。皆様からのご意見などもお待ちしております。

トピックス

あきる野市総合計画後期基本計画の最終7年間の計画が発表になります。
この方針により、これから7年間のあきる野市がどうなるかが決まります。この計画に対するパブリックコメントの受付が1月末まで行われています。
市民がまちづくりに直接取り組み、地域を良くするための計画です。ぜひ意見を行政に伝えましょう。

公立阿伎留病院の経営形態が阿伎留病院組合から阿伎留病院企業団となりました。
これからは地域住民により信頼される病院をめざしていくそうです。

観光施策の重要性
市は市民と協働して観光施策を推し進めています。地元に観光のポイントを作り、地域を元気にしていきましょう。

五日市線の改善のため、利用者のご意見を引き続き募集します。
現在は拝島駅での乗り換え時の待ち時間や施設の改善等で多数の意見が寄せられています。これらをまとめて JR へ要望します。

あきる野市議会が発行する議会だよりが刷新され、「議会の時間」という小冊子になり、大変読みやすくなりました。私も委員をしています。
年間4回発行されますが、本議会で各議員がどの様な質問をしているか分かりやすく編集されています。この冊子を読んでいただくと市政に興味がわいてくると思います。